何気ない儀式

中川さんの家庭の夕食時の事、いつものように奥さんと次男夫婦にお孫さん、来春大学を卒業する末娘の智子さんの六人で、開運印鑑作成丸いテーブルを囲んでいました。

中川さんは頃合いを見計らって、一枚の領収書を智子さんの前に置きました。「今日、後期の授業料を振り込んできたよ。良くここまで素直に育ってくれたね。後半年で卒業。はんこ社会人として自立したら、お父さんもお母さんも、今度は甘えさせてもらうよ」。中川さんは少しおどけて最後をそう締めくくりました。

すると智子さんは「お父さんお母さん、どうもありがとうございました」と照れくさそうな表情を浮かべて、軽く頭を下げました。

二男一女の子供たちをそれぞれ成人させた中川さんは、折々のこうした「何気ない儀式」を大切にしてきました。会社銀行印「まず素直に成長してくれたことを感謝したかった。併せて後半年で社会に出ていく娘に自覚を促したかった」と中川さん。

家庭の日常的な出来事を「何気ない儀式」に代え、心の交流を深めるチャンスにする。

印鑑の書体は印鑑の使う道によって、選ぶ書体は違います。現在、印鑑に使う書体は大体六つがあり、古印体、篆書体、行書体、隷書体、楷書体と印相体です。