自分がネズミであるとの妄想を持った男が、ようやく精神病院から退院することになった。
ところが病院の出口で立ちすくんでしまい、出ようとしない。
医者が不思議に思って理由を尋ねると、男が答えた。
「だって、あそこに猫がいるんです」
「しかし、君はもうねずみではないということがわかったはずじゃないか」
「確かにそうなんですが、猫の方がわかっていないかもしれません」
隷書体は個性的な書体です。独会社認印特の筆遣いで、文字の一部が大きくはねるのが特徴です。堂々としていて、読みやすい書体ですが、個人実印通販印鑑にであまり一般的ではありません。看板や表札にはよく用いられています。